月一旅ランナーの☆走ダイアリー

ヘルニア手術 坐骨神経痛 この世の終わり

第20回 村岡ダブルフルウルトラランニング

20回の記念大会ということで
今年は最初で最後の?
120キロ部門…勇者の道がありました。
(FAじゃないけど、権利もってるから行使しました)

こちらの予想を裏切り
制限時間はいままでの100キロと同じ14時間
無謀なエントリだと
分かってはいたけど、これに向けたトレーニングのおかげで
夏まえにかなり冷めていたランニング熱が復活して、
ようやく五年を過ぎてランニングが趣味となった。いままでは
レースに参加することが趣味でそれでランニングしてたけど
いまは大会
レースがなくても、一人で遠足に出掛けたり
坂道ダッシュする事も楽しくなっている。
↑しかしながら
現在は太ももの筋肉が癒えないと何もできない。。

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さて
それでは日常生活まで苦労してる…太ももを傷めた昨日を振り返りましょう


昨年の到着時刻を参考に
いちばん近い駐車場に停められるように出発…急遽家内が
15時村岡着の全但バスで宝塚から来るので、見つけやすいところに停める必要があった。

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駐車場到着直前に
じゃがっちさんから到着したとのメール…
まん前に先に停めてはった(笑)
去年もそうだったけど
丹後でも村岡でもウルトラは不思議と何の打ち合わせもなく会いたい人達と勝手に遭遇する。。

・ゼッケン受付に向かうと、まん前に並ぶのはユッキーさん!
・更衣室で着替えてると、パル彦さんが隣に!
・去年、スタートまえに会えなかった
とっぷセンパイにメールするも応答無し…
スタートラインまん前で陣取って探すと
とっぷセンパイ…それと
ようやく最後の独身トリオのお一人R君に会えました。とっぷセンパイと二人で
混雑してるなかで
ひゃっほいポーズしないかな?と内心焦っておりました。。

先頭集団とまではいかないけれど、
毎年混雑で走りにくかったのを回避できたのはよかったが
まあまあのオーバーペース。
しかしながらかなり貯金しないと
勇者の道の関門に間に合わないので
あえて飛ばす。

じゃがっちさんには夏の山登りの時に言いましたが、最低11時間ギリの初100キロをやってもらいますので
先に行ってもらいます。サブ55ランナーだし、香住や残酷での坂道の速さから考えての当然のハードルです。

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最初の坂道で
パルさんが後ろから現れたけど、スグに写真撮影に向かったので
かなり前半セーブして完走作戦してることが分かった。

このとき自分も一緒に
撮影に行けば…しかしながら
貯金のことがあるので無理だったわな
精神的に。

その後、あーちゃんDさんに追いつかれ
とっぷセンパイに追いつきます。
そして
姫ボタルトレイルレースでお馴染みの
最初のロード坂道…オールスポーツさんが構える真後ろを
熊が時速40キロほどの猛スピードで茂みに逃げ込みます!!
熊のほうがビックリしてたでしょうなぁ…あのランナーズの数に。
ツキノワグマのはずだが、茶色いヒグマの色だった
しかし、何の打ち合わせもなく
遭遇するのがウルトラなんだなぁ ?




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お馴染み、高原植物園のピザ
もちろん撮影だけ。エイド滞在時間はフルマラソンなみに数秒間…水をもらうだけ
まあ~…全然楽しくない村岡ランニングをやってました。貯金が欲しいから。

走りながらできる事…挨拶だけはキッチリ
ハチ北でもやってきましたよ
しかしながら、坂道とはいえ
キロ4分半で下ったりしてたので
夏のマラニックトレーニングではやってない着地負荷を太ももにかけ始めていた。

朝の気温は16度の表示
スタート直後はもっと冷えていただろう。じつはかじかんで
ずっと手の指先痺れていたほどだ

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ちなみに
昼間の道路上の日向の温度表示は30度のもあったそうな。
66キロ部門のスタートを待っている
ランナーズに迎えられる福岡地区

その後、そこそこ
昨年嫌だな…と感じた集落の急勾配

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快調に飛ばすHさんに早くも抜かれます。
今年も非公認エイドで有名なヴィラハチ北麦茶をいただき…早くも空腹感に襲われたのでエイドで
プリンをいただきます。
理由はずるっと早く食べれるから…貯金したい。。

ガマンしてた
トイレに昨年印象よかった光陽エイドで立ち寄ります

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その前に、棚田のまわりを
かけ降りてるときもかなり太ももに衝撃を与えていたのだな…といま思うふしもある。アスファルトではないだけに余計に。。

期待通りのキレイなトイレと
冷たいお水で元気になる。昨年よりも
大会とおして冷たいお水がエイドで増えていた印象だ。

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ん?
弱気になってる、じゃがっちさんに追いつきました。
トイレにかなり時間を割いているようですね。そして、前方にとっぷセンパイです。
猿尾滝まで3人旅して
いい思い出になりました。

相変わらず
貯金したい。。症候群に襲われている
パティオ氏はじわじわと先行していきます。

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最初の応援バスポイントへ
向かう途中、ユッキーさん
そしてなぜか?ミヒさんとスライドします。どこか故障?か分かりませんが
「早く抜いて!!」とエールを送ります。

“負けないで”を替え歌して地元の方が応援してくれました
ありがとうございます!!

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蘇武への登りが始まります。
私設エイドでビールを貰う選手もいます。
登りのまえに、スペシャルドリンクを引き取ります。

カフェインの取りすぎ!?と因果関係あるのか謎ですが
ここでモンスター飲料のんでから…なんか変になった。それまでにも
飲んだことないカフェインジェルを試していた。
わりと登りが始まってすぐに前太ももに
“シコリ”ができた。。
ん?と思ったが走ってるうちに柔らかくなるだろうということで低速…靴1足分の歩幅だがジョグを続ける。


たまに痙攣が襲ってくる。
ここで脳内では
否定したいことが沢山よぎった…
「この数ヵ月…なんだったの?」
「止められない。。そのうち治るはず」

こんにちは~
と、じゃがっちさんが後ろから並走してきはりました

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現実てきに
まるでご一緒できない状態なので、先に蘇武を登ってもらいます。
こちらは
歩いてみようと…歩こうとするのだが
まるで無理!!
歩けない!!
膝を伸ばすと、太ももが両足が
シコリが固まります。膝を伸ばせないから靴1足ジョグを続けるしかない。
かといって、痙攣がおさまっているわけではなくシコリを抱えたままの靴1足ジョグ。。

村岡の高校生エイドが蘇武岳の途中にあるのだが、ジョグとめて給水にいくと
こんどは左太ももの外側が大きく完全にロック!!
氷をもらって冷やす…そして正座のようにして伸ばす…数秒間
脂汗、、冷や汗。。
「止めるわけに…いかない」

とにかく
できることは1つだけ、靴1足ジョグ
だんだんほぐれてきてまわりのパワーウォークよりも遅いけど、前進あるのみ。
「いつか治るはず…」

昨年よりも一時間以上早く
蘇武展望台到着。50キロ地点…5時間だった。そういえば
42キロ地点も3:52で
サブ4をウルトラで初めて記録していた。
左太もも外側が痙攣することはこのあとなかったが、下り中心の尾根道でも相変わらず両足太もものシコリは悩みの種だった。

もう今さら
足裏傷めるのも五十歩百歩なので、
下り区間では足音大きく前のランナーが振り返るほど
叩きつけて走った。その衝撃を与えているとなぜか?シコリは消える。
そして、尾根道のしょーもない登りでは
パワーウォークしたくても足つりを起こしてしまうので
靴1足ジョグで登っていた。。

昨年、尾根道のエイド間5.5キロに
喉乾いて嫌な思い出があったので
今年は秘策で…ポリ袋水筒を試した。
…びみょ ~ であった。
ないよりマシかな?

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小城エイドも給水とパンとようかんで
すぐに出発…もうこの痙攣足とは最後までつき合う事が分かっているので滞在時間はない。

激下りでシコリを潰して、
登りで靴1足ジョグ続ける…いちばん頑張った区間であった。
降りきったイソウのエイドでは
靴を脱がないとトイレに入れないので、
和佐父のキレイなトイレに忘れず入ります…靴を脱いだらもうどこが
ツルやら分かりませんからね
ずーっとツりぱなしでしたが、ひどいときは靴のなかで指が開いたままだったり
肩甲骨の下の筋肉が走りながら痙攣をおこし
いわゆるギックリ背中の状態にもなっていた。身体に能力以上の仕事をさせると
異常な痙攣が同時多発テロすることがよくわかった。

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イソウ関門…12:43
70キロ地点すぎくらいでしたかね。
目標の13:00よりも早いし、変な達成感があり
ある意味レースはここで終わっていたのかもしれない。
中間ドロップバッグからエアーサロンパスを目一杯ふりかけます。
モンスターとジェルの補給…。もう
上の大仏でオハギ要らないほど補給した。

そして、つぎの80キロ地点までの
登りが始まります。
この区間10キロくらいの間が
昨日いちばん痙攣したと思う。
ドロップバッグ受け取りのあと、座り込んだし7分以上時間かけた。
その動きの差額で、引きおこされたものだろう…。
↑上の写真右下にある
ほぼ平坦の厳密にいえば登り程度のところでも足つりを起こすので、相変わらず靴1足ジョグしかできない。
そしてその平坦のところでガーミンを見ると…キロ10であった。
ガーミンはこのあたりで電池切れとなり
あとは時計モードにしておいた。

80キロ地点カレーエイド
14:00到着…昨年よりも一時間まだ早い。
あけぼの荘からの約10キロ下り区間
また勝負をかける。
叩きつけて走れば、シコリが潰れて痙攣しない。
まあずっとこの夏数ヵ月の思いがあるので
勝負するしかなかった。

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作戦どおり、はじめの1キロほどは
靴1足ジョグと変わらない下りスピードだったが
キロ6半くらい出るようになってきた。
相変わらずぬるい水のエイドが多いけど、アイス ピノを頬張り…
胃のムカつきを抑えられた。80キロ手前あたりから軽い吐き気まで登場した始末。。
ピノのあとに前方
てっさんを発見!!直前に44キロ出場だと分かったので発見できて安堵した。
ほんとに嬉しかった
「苦しい~」
「余裕あるようにみえるで?」
「足ツってる~」
少し気持ちまぎれましたが、このあと
88キロ地点お好み焼きエイドからは完全に走れなくなった。
もう靴1足ジョグでも百メートルおきに止まってしまうほどだ。
(保育所までの平坦風登り区間)


保育所から
ホイ峠…歩いても痙攣しなくなった。
逆に靴1足ジョグすると、痙攣する。
シコリが固まる。。
まわりの勇者たちは歩いているのに、みるみる見えなくなっていく。
「こんなことなら、パワーウォークの練習だけすればよかった…」

ぼそぼそ独り言つぶやきながら
脳内電卓をたたく。
頂上まで全部歩いてキロ10×4=40分
下りで昨年なみに走れたとしても…100キロ地点に16:30か。。。
無理やな。というか
足が故障した。峠をもう1往復20キロなんて時間あっても無理、、動けない足になっちまった。
残念ながらもう勝負しようがない
身体になっていた。

「パティオさん!」
ホイ峠に最後に登場したのは
もりおさんです。
昨年一緒にあけぼの荘のあと
ケビオカを並走した選手です。
今年は応援です。悩んで勇者の道にはエントリされませんでした。
いま言えることは、エントリしても
しなくてもどっちも後悔する…制限時間でしたね(笑)
少し並走してもらい
もう100キロで止めるつもりだと告げました。


ホイ峠のエイドもぬるかった。
コーラだけが冷えてる。
勇者のタスキを付けて登ってきた、あーちゃんDさんやHさんとすれ違いますが
「もう無理…100で止める」と告げます。
下り区間に入っても…登りと同じキロ10
足をひきずるような変な格好で前進した。

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いちど残り2キロから家内に電話したが、2キロにどれほど時間費やすか?謎だったので
村岡高校が踊る辺りからもう一度かけた。
最後に後ろから追い抜いていくユッキーさんにも、無理…と伝え

じゃがっちさん、
パル彦さん?
家内の待つ…ようやく

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ゴール学校前に出た。
状況を説明…100キロ地点の関門時間のことは全然頭になくて
(もう無理だから)
たまたま到着したのが16:45くらいだったから
R君とかスタッフの人達が急げ~と言うので
急ぎましたが…結果オーライの関門閉鎖です。もう動けませんからね。

記念にタスキ貰っても
百メートルほどで止めるつもりでした。

まったく期待していなかった
“かみランナー”をいただきました。
嬉しかった。最後に救われました。
完走してないから貰えないと思っていたのですが…さすがは村岡です。
100キロの記録証と一緒にいただけましたよ!
そしてお立ち台の上でスタッフさんに写真撮影もしてもらいました。
足ツったまま(笑)
台から降りるときもスタッフさんと家内の肩を借りないと降りれませんでしたねえ。


ひぃひぃ言いながら
更衣室で着替えて、あーちゃんDさんの勇者のゴールと
初の村岡100キロ完走のあーちゃんをお迎えして、ほんとに正真正銘
全員にお会いできました。

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今日は
13:00からのシフトに入ってます。
やる気はないので
昨日のことをマトメております。

いま思いつく
やっとけばよかった事のいくつかとして
・前泊(後泊してもいいくらい)
・ハーフタイツ(昨年は膝までの…履いてた)
・山登り…階段登りでもいいけど、靴1足ジョグ練習は意味がない
・そして、身の丈にあったペース表を作るべきだった。

・いちおう
昨日が100キロのPB
自己ベストになるのだが、完走してないから…追い風参考記録程度
なのかね??