月一旅ランナーの☆走ダイアリー

ヘルニア手術 坐骨神経痛 この世の終わり

第2回 小辺路 TRAIL JOURNEY in 十津川 その2

伯母子峠へ登ります。

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観光しながら
めちゃくちゃ登ります。
(旅籠さん跡)

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めちゃくちゃ抜かれました(笑)

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ほんまに
どんだけ登んねん!? ゆーくらい
登りが終わんなかったねぇ。

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いつもは、下り坂で抜かれるのだが
今回は登りで抜かれまくった印象だ。
もっと四つんばいになる登りならば追い上げにくいのでしょうが、歩きやすい登山道なぶんガシガシ抜かれました。

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「寒くないですか?」
「いえいえ、ちょうどいいです!」
スポドリをかけつけ3杯飲むほどの状態で
伯母子峠エイドに着いた。スタッフさんたちはダウンジャケットをきて震えてましたねえ。
風が冷たく、日差しがないのでじっとしているぶんには
かなり寒い{{(>_<;)}}ご様子。
「ここから下り坂ばかりですよ~」

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ダマすつもりも、オーバーに言うつもりも
スタッフさんたちにあるわけがないのですが…ウソのピークでしたね(笑)
このエイドのあと
尾根道では、けっこうアップダウンの
アップの部分多かったッスよ~!
いやぁ…まいったまいった。。

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たしかに前日説明であったように、標高1300メートルもある尾根道だと時々風がつめたく寒くなる感じありました。
ファイントラック着てなかったら汗冷えしてたこと間違いなし。
しかし、網戸のようなファイントラックの生地で腹の皮が少しキレてた。

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ようやくエイドを出てからずいぶんたってからの
下り坂が始まります。

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このあたりはトレイル大会のために作っていただいたコースのようですね。
スマホのバッテリが切れかけたので、チェンジします。

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その電池交換のあいだに二人に抜かれる。
一人は女子トップ選手。お二人に心配されると嫌なので
トラブルで止まっているのではないアピールで
「こんにちはー」とか「お疲れッス」と元気に声かけます。

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写真では伝わりにくいテクニカルな下り坂が始まってますね。
普通は路面に対してテクニカルな部分と表現しますが、ここらへんの下り坂はワイヤーに大会マーキングがぶら下げてある感じで
注意しとかないと首やら頭を引っ掛け転倒…またはワイヤー自体で傷つくかもしれない所です。

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運よく天気よく
コンディションのよい下り坂でしたので、オソラカンで覚えた
爺ぃ早歩きで小気味よく攻略してきます。
ハッキリ言って自分でもカッコ悪いフォームだと思ってるけど
なぜか爺ぃ歩きが自分にはマッチしている。

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…地雷やなぁ
調子にのらずに慎重にクリアー。
しかし

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この丸木の階段にカカトのったあと尻もち

スマホ取り出したタイミングが悪かった。もちろん
死んでもスマホは離さず守る。転倒はこの一回でしたね。

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↑これはテクニカルパートを降りて振り返って撮影したもの。
これなら転倒の恐れがないし。
まあまあ指先痛かったりしたけど、面白い下り坂でした。

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伯母子峠パートが終わり、三浦口エイドに舞い戻りました。
めっちゃホッとしました。有難うございます~
地元のおっちゃんに
雨だったら、降りられない下り坂でしたよ なーんて
お話しながら沢山コーラなど水分ばかりいただきます。
この時エイドテーブルには大量のおにぎりがラップに包んであり、持って帰ればよかったものの
まだ自分のリュックにおにぎり一個入ったままだったので
取らずに他の食べ物も一切手をつけなかった。
だってお腹減ってないし。。。

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エイド出てすぐ
追いついた女子には離され、後ろの一人にも抜かれる。
更にもう一人にも抜かれたが、おにぎりを歩きながら食べてるあいだに追いついちゃった。これでジェル全ても(羊羹・ザバス・スポーツデポ×2)おにぎりも使いきり、リュックには水分だけとなった。
(じつはチョコレート菓子をしのばせておいたのに…)
いかにも石畳の熊野古道の風景に戻り、
もうあと残り復路は朝走ってきた知ってる道ばかりだ。
(かなり油断、ナメてる。)

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荷物軽くなったし、ぼちぼち頑張って登りきれば
あとは下り坂を帰るだけ。水さえあれば
(ていうか水しか欲しくないけど)
余裕だわ。ホントにその時点では
そんな感じ。

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猪木さんになったりして、ホントに元気そのもの。
全然パワーウォークできてないけどね

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涌き水ありますけど、もちろん飲みません。
この手は危ない!(゚O゚)!ですからね。
青いネットが見えてきたら…頂上なんだけど…
そんなボヤキをショートの部門の選手に話しかけながら追い抜きます。

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あれ?こんなに登らないと頂上にでないのかな~?
ようやく見えてきたゾ。
まー、しかしほんとにゆっくり登りきった感じだな。

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(標高1000超えてたんか。どーりで登るはずだ。)
その分、下り坂で頑張らないと。
ま、ゆーても下りやし。余裕でしょ。道もよかったし。
たしか ここらへん。

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とゆーわけで、水分ばかり欲しいので
またまた山頂かけつけ3杯の水補給をスタッフさんにもらい
今までゆっくりしたぶん、スピードアップ!!

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面白かったし、充実した下り坂でした。
コースの最後にいい感じにトレイル満喫できるので
これはいい大会だなぁ~っ思った。その時は。
このあとのロード8キロをナメてるし。。なんか勝手に
やりきった感を抱いてて、最後のエイドなのに
バナナとかなーんも食べずにジュースやコーラばかり飲んでた。
だって喉カラカラだし。お腹減ってないし。
このあとごく短いジョイントトレイルが2回あるのに
1回と勘違いして、村岡のようなロード坂道を登ってきてしまい
この最後のエイドに再び舞い戻りました(笑)
今回二度目のコース間違いでしたね。

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このコース間違いで
なんだかめっちゃいっきに消耗しちゃいまして…
本格的ロードに入ってから空腹感もでてきて身体に力が入らない。
いつもならリュックに非常用カロリーメイトがあるのだが、今回は奥四万十に行かなくて食べてしまっていた。
村を走る路線バスを
見れたのは嬉しかったのだが…ホントに店がない。
コンビニで食料を補給したかったが、無理

自販機とレストランが建ってるとこが一カ所あり、めちゃくちゃ悩んだけど残り4キロちかくまで迫ったので泣く泣くスルー。
(昴の郷まで4キロの看板があった)
ていうか、レース中にレストランで食事はアカンやろ。

たかが4キロ…されど4キロ。ただの空腹感が
山登りでのダメージのあとだと大変なことになってきて、空腹を超えてまったく身体に力が入らなくなった。ジョグも無理。歩くのみ。
仕方ないので40分かけてゴール目指す。

ほんとにここまでのハンガーノックは経験ないなあ。。
なーんも出来ない。声も出ない、体温めっちゃ下がるし。
途中スタッフさんの自動車に気にしてもらいながら抜かれたり、
あと
井上陽水のように追い抜きざまに自動車の窓が下がり
「十津川へようこそ!」って地元の奥さまが
声をかけてくれた。嬉しかった。
しかし、何か気の利いた返事ができなくて申し訳なかったよなぁ。。

ようやく ようやく
お腹と背中がくっついたあと、朝スタート時に見た風景に戻った。
記念に反省に
ハンガーノックの顔も記録しておく。

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本名でゴールちかくから呼ぶ声が聞こえる。
走る…5メートルでフラつく(笑)
走る…3メートルでフラつく。を繰り返す。
「奥様がゴールで待ってるよ~」
どうやら本名で並走して応援してくれていたのは
前日家内と風呂で意気投合した
徳島の女子たちだったみたいだ。またトレイル大会でお会いしましょうね

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…まぁー、情けない(>3<)
この経験を無駄にしないようにしなきゃね。マラソンでも
トレイルにおいても。

横山さんに手厚く迎えてもらいまして、完走証に両手で握手と
ご丁寧にねぎらっていただき感謝感激。
「来週もレースですか?」
どうやら、あーちゃんDさんがオーバーに僕のことを話されてたようです。

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「来週は休みです、低血糖になっちゃいました

横山さんにも
冷たくなってる真っ白になった手を心配されてしまい…
あまり入るつもりもなかったゴール後の十津川温泉に入ることにしました。
あーちゃん、コーラを有難う!
(じゃ、また土山で)

翌日の早朝から
家内を入院と検査手術のため15時までにはゴールして
そそくさと帰る予定でしたので、それは達成し
あとはまだ明るさが残る帰り道だったから
旧の国道へ一部迂回して谷瀬の吊り橋も
車内から(笑)形だけ観光して帰路についた。


ゴールした直後には
あーちゃん御夫妻と話したときに来年の十津川は無いかな?
という感じでしたが
いまは、そーでもない。振り返ってよく考えると・・
いい大会だなぁ。渋滞がないし。
山中温泉との日程の兼ね合いしだいだが、じゅうぶん来年のレース候補になりました。